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Webサイトを定期的にリニューアルすることは投資

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ストーリー

Webサイトを定期的にリニューアルすることは投資

社会福祉法人 山ゆり会(まつやま保育園グループ)様

2022.09.26

1985年に自宅を開放して、お子さんをお預かりすることからスタートし、1993年に社会福祉法人として新しい第一歩を踏み出した『社会福祉法人 山ゆり会』。 現在は茨城県内5ヵ所に認可保育園を運営している同法人だが、DX化を通じてスタッフが働きやすい環境を構築することで、これまで以上に子どもたちがのびのびと楽しめる場所を提供できるようになったそう。 今回はその裏側を、法人本部長である松山 圭一郎氏に伺った。

Webサイトの賞味期限は長くて3年。時代に合ったサービスを提供するために定期的にリニューアルを行います。

両親を支えるために入職するも、一般企業との労働環境のギャップに驚愕

松山 圭一郎氏と法人内の保育園に通っている息子さん

園庭を裸足で元気に走り回り、自然をからだ全体で感じ取る子どもたち──『まつやま保育園グループ』では、このような風景が日常茶飯事。

その雰囲気に惹かれ、現在は入園希望だけでなく「ここで働きたい」という入職希望者も後を絶たないそう。

「今ではこのような状況まで引き上げられましたが、私が運営に携わり始めた2009年当時の労働環境はお世辞にもいいものとは言えず、一般企業に勤務していた私からすると驚くことばかりでした」と松山氏。

そんな松山氏が以前勤めていたのは、東京都内に本社を構える不動産ディベロッパー。

大学卒業後、新卒として入社して8年間、勤務した。

「今ではプライム市場に上場していますが、私が入社した頃はまだまだ成長過程で様々なことに挑戦できる環境でした。中でも印象に残っているのは社内ベンチャーで携わることになった介護付き有料老人ホーム運営会社の立ち上げです。
笑ってしまうくらい大変でしたが(笑)、イチから施設をつくった経験は確実に今の自分の礎となっています。」

しかしある年の正月に、松山氏が現在の道に進むきっかけとなる出来事が起こる。

「当時、山ゆり会は2つ目の保育園を開園したタイミングだったのですが、両親から私にも運営に携わってほしいと話がありました。両親に頼られたのが初めてだったうえに以前から2人の掲げていた理念に強く共感していたため、使命感を持って入職を決めました」と松山氏は当時を振り返った。

キラキラした情報だけ提供しても、中身が伴わなければ噓になってしまうからこそ

スタッフと子どもたち

「まずテコ入れをしたのは労働環境と保育園のネットワーク整備、そして手づくり感が満載だったホームページのリニューアルです。個人のWebデザイナーさんに依頼をして一旦は満足する仕上がりになったのですが、使い勝手の向上なども含めて次のフェーズに進もうと考えた際、その方に私たちが求めるレベルのものをつくるのは難しいと言われてしまい…。

そこで、“地元のベンチャー企業を応援したい”という想いから、求人広告の出稿でお世話になっていたロケットスタートさんに依頼したんです」と松山氏。

BtoB企業のコーポレートサイトのリニューアル周期が平均6.4年と言われている中、山ゆり会は比較的速いペースでサイトの一新に取り組む印象があるが、その理由はどのようなところにあるのだろう。

「それは自分が“カッコつけマン”だからというものありますが(笑)、やはりWebの技術やサービス、デザインは3年も経てば古く感じるようになっていくものです。手間をかけるということはお金もかかりますが、投資するだけの価値がある行為。

様々な面から時流に合ったものを提供するのもブランディングの手法の1つだと考えているので、ホームページも採用サイトも定期的にアップデートする。ホームページがキラキラしていても中身が伴っていなければ、それは“嘘”になってしまうので、精神的な緒を締めなおす意味でもサイトの定期的な見直しは絶対に欠かせません。

ちなみにホームページリニューアルの際に、保育園で開催するイベントの予約システムも最新のものを導入。操作が簡単になり保護者さんの利便性が増しただけでなく、管理画面での更新がしやすくなったとスタッフからも好評です」と松山氏は教えてくれた。

働いているスタッフに幸せになってもらうことが、子どもたちの幸せを生む

スタッフと子どもたち

松山氏が運営に携わるようになって13年が経過し、5つの保育園を展開するまでに成長した同法人。

入職時に感じた労働環境のギャップを解消し、理想を実現できたと感じられたのはいつ頃だったのだろうか。

「以前よりも規模は大きくなりましたが、いいカタチになれたなと思えたのは意外と遅くて…今年です。実はそれまでは日々の運営に加えて、創設者である親に信頼してもらうための実績づくりや人事の刷新など何かしら波風が立っていた気がします。

しかし、ネガティブな理由での退職者がゼロになり、働いているスタッフが自分の身内や友達を紹介してくれるようになったことで、みんなが幸せに働ける環境が完成したんだ!と実感できました。」と松山氏はうれしそうに教えてくれた。

2009年からサイトだけでなく法人自体のリニューアルにも取り組んできた松山氏にとって、DXとはどのような存在なのだろうか。

「理想を実現するために今やDX化は欠かせないものですが、ITに人の経験値もプラスされるHDXだと“私たちらしさ”も表現できます。だからこそ、園の魅力がしっかり伝わるサイトをつくれたと思っていますし、理想の働き方をカタチにできたと思います。

これまでも最新の予約システムを導入したり、保護者とスタッフ間の連絡をスマートに管理するためにICT化を進めたりしてきましたが、常に時代に合わせて柔軟に対応していくことで、スタッフの幸せを優先した環境をつくっていきたいですね。

それが結果的に子どもたちの幸せにもつながると、私は信じています。」

<編集後記>

『社会福祉法人 山ゆり会』のDX化は理想をITの力で叶えるだけでなく、運営に関わるすべての方たちの想いや、松山氏のその方たちへの想いがベースになったHDX。お話を伺って技術をどの方向で着地させるかを決めるのは“人”であり、“想い”はその方向性を決めるための羅針盤であることを痛感した。ちなみに同法人が運営する保育園のキャッチコピーは「遠くても、通いたい保育園。」だが、現在活躍中のスタッフの中には県北から龍ケ崎市に引っ越しをしてきた方や、Iターンで鹿児島から来てくれた方もいるそう。HDX化を機に保育理念がより多くの方に広がり、働きやすさもアップした同法人は「遠くても、働きたい保育園。」にも進化していた。
ライター:中野 文香

<取材協力>

社会福祉法人 山ゆり会(まつやま保育園グループ)
〒302-0109 茨城県守谷市本町4210
TEL:0297-85-5364 FAX:0297-85-5363
公式サイト:https://www.yamayurikai.or.jp

<取材>

株式会社ロケットスタートホールディングス

ROCKET START 株式会社ロケットスタートホールディングス

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