公開日: 2025年06月04日 / 更新日: 2025年06月04日
kintoneの一覧を設定する際、閲覧権限がないフィールドを条件に設定すると、すべてのレコードがその一覧に表示されてしまいます。
説明をシンプルにするためにものすごくシンプルな以下のようなアプリを使ったとします。
日付ごとにその日の売上を管理するアプリです。
アプリにデータを4件登録した状態が以下の通り。
この中から日付が今月のものを絞り込みたいので「今月の一覧」という名前を以下のように絞り込み条件を設定して作成します。
上記でテスト登録したのは2025年の5月と6月のレコードです。
2025年6月の時点でこのアプリを開くと以下のように、日付が2025年5月になっているレコードが2件該当するので、その2件が「今月の一覧」に表示されます。
それではこの一覧の条件に使われている「日付」フィールドを閲覧不可にしてみましょう。
以下のように設定のフィールドのアクセス権で「日付」フィールドを閲覧不可にします。
この状態でアプリを更新し、もう一度「今月の一覧」を見てみましょう。
「日付」フィールドは閲覧不可にしたので「売上」フィールドのみの表示になっています。問題は表示されているレコード件数が4件であることです。
閲覧制限をかけるまえは「今月の一覧」に表示されていたのは2件でしたが、「日付」フィールドを見れなくなったことで全部のレコードが表示されるようになってしまいました。
このように、一覧で閲覧権限がないフィールドを条件に設定するとすべてのレコードが表示されてしまうんです。
今回のサンプルのようなアプリで実際に「日付」を閲覧不可にするということはないかもしれません。
実際の運用では例えば従業員一覧アプリでプライベートな情報に閲覧制限をかけるということがあります。
閲覧制限をかけたフィールドを一覧の条件に入れる際にはこのような問題が発生するので覚えておきましょう。
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